微妙に違うgive in to と give intoの使い分け

英語

発音すると、違いが分かりづらいgive in toとgive into。今回は、この違いについて説明したいと思います。

ネイティブも、この2つの表現を同じものとして考えている人もいるくらいなので、もし混乱するようならどちらか一方だけ覚えて使うのもアリなのかな…とは思います。

ただ、一応違いはあるんです。今回は覚え方のポイントも併せてご紹介しますので、ぜひ最後まで読んでくださいね!

基本的な意味

まずは英和辞書をひいてみましょう。それぞれ、どんな意味が載っているかというと…

give in to ~「~に負ける」

give into ~「~に負ける」

あれ?!日本語訳は同じですね。これじゃあ全く違いが分かりません。そこで、以下でそれぞれの表現を丁寧に解説していきます。

give in toの使い方

“give in to” は通常、外部の要因や圧力に屈する、降参する、あるいは何かに抵抗できなくなるときに使います。これは、交渉、説得、または困難な状況に対する対応を指すことが多いです。

例えば…

1.長時間の議論の末、彼女は彼らの要求に屈することに決めた。
2.彼はしたくなかったが、最終的には圧力に屈するしかなかった。

こんな文を言いたいときは”give in to” を使います。では早速英語に訳してみましょう!

1.After a long debate, she decided to give in to their demands.
2.He didn’t want to, but eventually, he had to give in to the pressure.

give intoの使い方

一方で、”give into” は内部の欲望や誘惑に抵抗できずに屈するときに使用されます。これは、個人の感情や衝動に対する行動を指すことが一般的です。

例えば…

1.買いたくなかったが、結局は高価なハンドバッグの誘惑に屈してしまった。
2.ダイエットを試みたが、ついついチョコレートへの欲望に屈してしまった。

こんな文を言いたいときは”give into” を使います。では早速英語に訳してみましょう!

1.Unable to resist, she gave into the temptation to buy the expensive handbag.
2.He tried to diet, but he always ended up giving into his craving for chocolate.

give into the temptationは前後の文脈によっては「魔が差す」という日本語訳が適切なときもあります。例えばこんな感じ↓

Even though he had initially planned to save money, he finally gave into the temptation of buying the latest smartphone.

「最初はお金を節約するつもりだったのに、魔が差して、彼はついに最新のスマートフォンを買ってしまった。」

give in to と give intoの違いの覚え方

ここまでの説明で、それぞれの表現の違いはご理解いただけたのではないかと思います。

が、結局似ているので、きっと明日にはどちらがどの意味かまた混乱してしまいそうですよね。

そこで!give in to と give intoの違いの覚え方をご紹介します。

“give in to” が部の圧力や状況に屈する一方、“give into” がの欲望に抵抗できず屈する際に使わると考えると、からの欲望に対しては、より内面へ向かう意味合いが強い “into” を使う、と覚えておくと良いでしょう。

これで”give in to” と “give into” の違いが少しでも分かりやすくなったかと思います。使い分けに慣れるために、日常生活の中でこれらの表現を意識して使ってみてくださいね!

さぁ、ここまでいかがでしたでしょうか?

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