アメリカでは、Thanksgiving(感謝祭)を毎年11月の第4木曜日に行います。2024年は11月28日となっています。
Thanksgiving(サンクスギビング/感謝祭)の由来
最初のThanksgiving(サンクスギビング/感謝祭)は17世紀に「ピルグリム」と呼ばれるイギリスの入植者グループと現在のマサチューセッツの地元の部族「パタクセット族」との間での食事会でした。この食事会はアメリカでの初めての収穫を神に感謝し、冬を越す知恵を授けてくれた地元の部族に感謝の気持ちを表すために行われたと言われています。
アメリカに住んでいるなら1度は見ておきたい感謝祭のパレード
もし感謝祭の時期にアメリカにいるなら、ぜひお近くで開催されるThanksgiving Paradeに足を運んでみてください。私は大学時代にミシガン州に留学していたのですが、1人でグレイハウンドに乗ってシカゴに行き、サンクスギビングのパレードを見てきました。ものすごい人出でしたが、バルーンがとても大きかったので、後方から見ても十分楽しめましたよ。今年のシカゴのThanksgiving Paradeは朝8:00からスタートするようです。もしパレードに参加できなくても、ローカルテレビのCW26やPlutoTVで中継されるそうなので、ご安心ください。
ちなみに、アメリカで最も有名なサンクスギビングのパレードはどこかご存じですか?
正解は、1924年から行われているニューヨークのThe Macy’s Thanksgiving Parade。マンハッタンを巡る 3 時間のパレードは圧巻です。去年は、人気のキャラクターやポップ カルチャーアイコンが巨大なバルーンとなって約 25 個、フロートが 30 個、そして2004年から導入されている自動式冷気バルーン「バルーニクル」が 6 個ほど登場し、Jon BatisteやPentatonix、Brandyなどの人気アーティストのパフォーマンスも披露されたようです。もちろん例年同様、パレードには複数のマーチングバンドも登場しました。
現地では、毎年 350 万人以上がパレードに参加し、5,000 万人が自宅でこのパレードの中継をテレビで視聴すると推定されています。現地に行かれる方で、特にお子さま連れの方は、くれぐれも離れ離れにならないようにご注意いただき、思い出に残る楽しい感謝祭をお過ごしください。
アメリカの家庭では、どんなことをする?
現在のThanksgivingでは、家族や友人で自宅に集まってごちそうを食べるのが定番です。サンクスギビングの食べ物と言えばローストした七面鳥がメインディッシュです。私がアメリカ留学中、教会主催のサンクスギビングのイベントに参加したのですが、七面鳥にクランベリーで作った甘いソースをかけて食べることを知り、驚いたのを今でも覚えています。デザートの定番としては、パンプキンパイが挙げられます。この時期にスーパーに行くと、市販のパンプキンパイはもちろんのこと、パンプキンペーストが入った缶をよく見かけますよ。
映画やドラマで、アメリカ人がローストした七面鳥を囲んで、祈りを捧げるシーンを観たことがある方もいるかもしれませんね。有名なものだと『大災難P.T.A.(原題:Planes, Trains and Automobiles)』や『スパイダーマン(原題:Spider-Man)』が挙げられます。
翌日には(店によってはThanksgiving当日から開催される)Black Fridayの大セールがあります。そんなこともあり、パーティの参加者同士でセール情報の交換が行われる、なんてこともあるようです。
Thanksgiving Partyに招かれたときの英会話
もしかしたら、あなたもお友達のご自宅で開催されるThanksgiving Partyに招かれるかもしれません。そんなときにも慌てず、焦らずに使える、簡単な挨拶表現を最後にご紹介します。
Happy Thanksgiving! Thank you for inviting us today.
「ハッピーサンクスギビング!今日はご招待ありがとう。
Happy Thanksgiving to you too! It’s so good to see you.
「私からもハッピーサンクスギビング!会えて嬉しいわ。
では、今回はここまでにしますね。
May your Thanksgiving be filled with love and laughter!
にほんブログ村