海外赴任帯同で得られる7つの価値ある経験

海外生活

10月に入りましたね。そろそろ、来年の海外赴任の辞令が出て、帯同するか迷われているご家族もいらっしゃるのではないでしょうか。

海外に住んだことがない方からすると、楽しみな気持ちよりも、不安な気持ちの方が多いかもしれませんね。

そんな方たちに向けて、少しでも、海外赴任帯同を前向きに考えていただけるよう、9か国で暮らした経験を持つ海外生活×英語コーチMayuが考える海外赴任帯同のメリットを7つ、ご紹介させていただきます。

1.家族との絆が深まる

慣れない海外生活だからこそ、家族で協力し、支え合う機会が増えます。

私の場合は、海外赴任帯同先のシンガポール、そしてベトナムには親はもちろん、昔からの友人が近くにいなかったこともあり(後から、夫も私も同級生が住んでいたことを知ったのですが!)、現地で人間関係が構築されるまでは、夫や娘たちに協力を仰いだり、仰がれたりしていたので、日本にいたときよりも協力体制ができ、絆も深まったように感じます。家族揃って出かけたり、困ったことを一緒に乗り越えたりする経験は、かけがえのない思い出となります。

2.子ども過ごす時間が増えた

私が海外赴任に帯同した当時、私の勤務先にはリモートワークなどの制度がなく、会社員を辞めるしか選択肢がありませんでした。会社員を辞めることで失うものもありましたが、ママを必要としてくれている時期に子どものそばにずっといてあげることができたのは母親として嬉しかったし、きっと子供たちも喜んでくれたはずだと信じています。

3.日本にいる家族とは今まで以上に、お互いを気遣うように

お互いが住む地域のニュースにより敏感になったり、めったに会えないので、一時帰国のときは真っ先に会う時間を作ってくれたり、頻繁なコミュニケーションを意識するようになりました。その結果、近くにいるときよりも、関係性が良好になったような気がします。

4.自分自身を見つめ直し、成長するチャンス

今までの生活リズムや役割から一旦離れることで、自分のやりたいことや新しい可能性を探る時間が持てます。語学学習や趣味の深化、オンラインでの学び直しなど、自己投資の機会として活用できます。

下記には、駐在妻や駐在夫の皆さんが、海外在住中にできるキャリアアップ方法を載せています。もしご興味あれば、ご一読ください。

5.不要な人間関係と縁を切り、新しい人間関係を構築

海外では、同じ立場の日本人家族や現地の方々との新しいコミュニティが形成されます。互いに助け合い、支え合う関係は、生涯の友人となることも。

私は高校以降、受験をしたり、入社試験を受けたりして、自分の行きたい学校だったり会社だったりに身を置いてきたわけですが、今回、夫の海外赴任がきっかけで海外に行って、素敵な出会いがたくさんありました。それまでは自ら選んできた環境だったので、似たような人だったり、私自身が出会いたいと思っていた人たちに囲まれて過ごしてきたのですが、自ら選んでいない環境に身を置いてみると、今まで出会ったことのないようなバックグラウンドの人たちと大勢出会うことができ、非常に新鮮な気持ちだったのを今でも覚えています。自分と異なるバックグラウンドを持つ方たちは、同じ日本人と言っても考え方も違ったりするので、私自身の視野を大きく広げる機会にもなりました。こんな経験を経て、流れに身を任せるのも、悪くはないのかもしれないな、と思いました(笑)。

もう1つ、人間関係ではプラスの面も!

日本でウダウダ続いていた、切りたくても切れなかったご縁、ありませんか?そんな人間関係をスパッと断ち切る良い機会にもなるかもしれません。もちろん、そんな縁、初めから無いに越したことはないですけどね!

6.日本のことを学ぶきっかけになった

海外で暮らすことは、意外にも日本のことをより深く知るきっかけとなります。現地の方々から「日本ではどうなの?」と質問されることで、当たり前すぎて意識していなかった日本の文化や習慣について、改めて考え、理解を深める機会が数多くあります。

「なぜ日本人は靴を脱ぐの?」
「日本の年間行事で1番大きなものは?」
「日本では何が流行っているの?」
…といった質問、きっと海外に住んだことのある人なら、1度は聞かれた質問ではないでしょうか。

これらに答えようとすることで、日本の文化や習慣の意味を考え直すきっかけになります。

また、質問だけではなく、

「日本の〇〇って、すごくイイよね!」
…などのように、自分では当たり前すぎて、良いかどうかなんて考えもしなかったことを、海外の人たちは高く評価してくれたりするのを知ることで、日本の素晴らしさや課題にも気づきやすくなります。

この経験は、海外在住中だけでなく、帰国後に、より豊かな視点で日本での生活を送ることにもつながるでしょう。

7.人生観が大きく広がる

「日本での当たり前」が、実は日本ならではの文化だったことに気づく経験は、私たちの価値観を豊かにしてくれます。異なる文化や習慣に触れることで、柔軟な考え方や新しい視点が身につきます。

海外では、あなたは外国人。それなら、その立場を活用して、外国人コミュニティに参加してみてはいかがでしょうか?

出身国は違えど、同じ外国に住む者同士の悩みを共有したり、お互いの母国について情報交換したり…。今まで見えてこなかった価値観にきっと出会えるはずです。

現地の人には、分からないことがあれば積極的に質問しましょう!

もし自分が日本で、外国人に頼られたら、助けてあげたいと思いますよね?それと同じで、大抵の人は困っている外国人に対して、親身に接してくれます。たとえ言葉が100%理解できなくても、身振り手振りや表情で、伝えたいことは何となくは伝わるはず。言葉がどうしても必要になったときは、翻訳サイトやアプリを使うことで、多少は乗り越えられるでしょう。ぜひ、相手を知ろうという姿勢を持って、怖がらずに、コミュニケーションしてみてください。

まとめ

海外赴任への帯同は、確かに不安や戸惑いを感じる選択かもしれません。しかし、ここに挙げたように、海外生活は人生を豊かにする大きなチャンスとなる可能性を秘めています。

もちろん、すべての方にとって帯同が最適な選択とは限りません。ご自身の状況やご家族との話し合いを重ねながら、慎重に検討されることをお勧めします。

これから海外に行かれる方からは、「語学に自信がない」「現地で本当にやっていけるのか不安」という声をよく耳にします。私自身も初めて留学するときは、同じような不安を抱えていました。その後、海外で生活することに魅了され、今まで英語圏・非英語圏合わせて9か国で生活してきた経験から、現在は海外在住者専門の英語コーチとして、多くの方のサポートをさせていただいています。

興味のある方は、下記のリンクをのぞいてみてください。現地での生活に必要な英語力はもちろん、異文化での暮らしのヒントもお伝えしています。まずは無料カウンセリングから、あなたの海外生活のイメージを一緒に描いてみませんか?

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