今回は、だいぶ昔のアメリカでの話。30年近く前のことだったと思います。
旅行でアメリカの西海岸に向かう飛行機の中で私は高熱を出しました。
そのため、飛行場からは病院へ直行。
もちろん、予約も何もなかった私たちですが、とても丁寧に対応してくれたことを今でもハッキリと記憶しています。
診察してくれたドクターは男性だったのですが、まだ小学生だった私に対しても、大人を扱うのと同じように、プライバシーを大切にしてくれました。
当時、日本で病院に行くと、聴診器を当てるために上着をあげて上半身裸状態にされることが普通だったのですが、そこでは診察しやすい服に着替えさせられ、あとは一度も服をまくしあげたりすることなく、診察を終えることができました。
英語だったので私は何と言っているのかさっぱり分かりませんでしたが、保護者である親には、かなり細かく症状を説明してくれていました。
子どもながら、
「日本と全然違う!!」
と対応のすばらしさに感激しました。
当時、アメリカでは差別が社会問題になっていることは、親から何となくは聞いていました。
しかしこのときの出来事で、多様な人種が住んでいるからこそ、国や宗教、老若男女関係なく、誰に対しても同じようにリスペクトしてくれる人も大勢いるということを学びました。
正直、このときの旅行の思い出はほとんどないのですが、今でも病院を受診したときのことをクリアに覚えているって、よっぽど大人扱いをしてもらえたことが子供心に嬉しかったのでしょうね。
ちなみに、アメリカ留学中に病院を受診した記憶は一切ありません。課題が終わらず寝不足の日も多々ありましたが、よく体調を崩さず乗り越えたなと、今思うと我ながら感心してしまいます。
そんな訳で、これが唯一の私の病院体験話 in アメリカなのです。
◆海外の病院で使える英語フレーズ◆
最後に、海外の病院でお世話になるときに使える英語フレーズをご紹介します。
☆医者に診察してもらう
see a doctor
☆私の娘[息子]がアメリカ行きの飛行機に乗っている間に熱を出したの。
My daughter[son] got a fever during our filight to U.S.
☆彼女は40度の熱があります。
1.日本と同じ摂氏 (C: Celsius)を使う国での表現
Her temperature is at 40°. (” °”の読み方はdegreeです)
2.アメリカのように華氏 (F: Fahrenheit) を使う国での表現
Her temperature is at 104°. (” °”の読み方はdegreeです)
☆小児科
pediatrics
☆小児科医
pediatrician
☆海外旅行保険は入っておいた方が良いよ。
You should buy overseas travel insurance.
(↑心からそう思います。皆さん、ちゃんと入ってから海外に出発してくださいね。)
アメリカでの病院体験は私にとって貴重な経験であり、異文化を知る機会となりました。
もちろん、お世話になる必要がないのなら、その方が良いのですが、異なる国や異なるバックグラウンドを持つ人々と触れ合うことは、私たちの視野を広げ、相互理解を深める一歩となるでしょう。
海外在住日本人の中には、日本語通訳のサービスを付けられる保険に入っている方も多いかもしれません。ただ、必ずしも自分たちの希望するスケジュールに通訳を手配できるとは限りませんし、緊急時には通訳の予定が空くのを待っているわけにもいかないですよね。
予想外のことが、日本にいるとき以上に起こりうる海外生活。海外旅行される方も、海外在住の方も、海外で病院を受診する際に必要な最低限の英語フレーズを身に付けておくと良いでしょう。それにより、症状が悪化する前に円滑な医療サービスを受けることができます。
(注: 病院での具体的な状況や症状によってフレーズの使い方は変わる場合があります。必要に応じて医療スタッフに相談したり、それが難しい場合には現地に住む英語ができる日本人または、日本語が通じる現地の方を頼るようにしてください。)
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